本ページではCentOS7にApacheをyumインストールしてWebサーバーを構築するまでの手順を記しております。
CentOSを実装については以下の1をご参考ください。
また、LAMP環境の構築までを各ページで解説していますので、必要な方は一読ください。
- VirtualBoxとVagrantでCentOS7の仮想環境を構築してログインするまで
- CentOS7にApache httpdをインストールしてウェブサーバーを構築 ←今ここ
- CentOS7にPHPをインストールしてinfoページの表示まで
- MariaDBとphpMyAdminインストール
Apacheのインストール
ではさっそくApache httpdをyumインストールしていきます。
以下コマンドを実行します。
[vagrant@localhost ~]$ sudo yum -y install httpd
インストールが始まり文字ががズラーッと流れていきます。
Complete!
Complete!が出できてインストール完了です。簡単ですね。
YUMなどのパッケージ管理コマンドについてはLinuxの基礎を学べるあずき本がとっかかりとしては良いです。
Apache httpdの起動と設定
httpdの起動します。
[vagrant@localhost ~]$ sudo systemctl start httpd.service [vagrant@localhost ~]$
コマンドを実行しても特に何も表示されないのが正解です。
httpdが起動していることを確認します。
[vagrant@localhost ~]$ sudo systemctl status httpd ● httpd.service - The Apache HTTP Server Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/httpd.service; disabled; vendor preset: disabled) Active: active (running) since Wed 2019-08-28 14:17:23 UTC; 7min ago Docs: man:httpd(8) man:apachectl(8) Main PID: 2792 (httpd) Status: "Total requests: 0; Current requests/sec: 0; Current traffic: 0 B/sec" CGroup: /system.slice/httpd.service ├─2792 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND ├─2793 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND ├─2794 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND ├─2795 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND ├─2796 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND └─2797 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND Aug 28 14:17:23 localhost.localdomain systemd[1]: Starting The Apache HTTP Server... Aug 28 14:17:23 localhost.localdomain httpd[2792]: AH00558: httpd: Could not reliab...e Aug 28 14:17:23 localhost.localdomain systemd[1]: Started The Apache HTTP Server. Hint: Some lines were ellipsized, use -l to show in full. [vagrant@localhost ~]$
Active: active (running)となっているのでhttpdは起動していることを確認できます。
httpdの停止する場合は以下コマンドを実行します。
[vagrant@localhost ~]$ sudo systemctl stop httpd [vagrant@localhost ~]$
httpdの再起動する場合は以下コマンドを実行します。
[vagrant@localhost ~]$ sudo systemctl restart httpd [vagrant@localhost ~]$
システムを再び起動した時にhttpdを自動起動するように設定します。
[vagrant@localhost ~]$ sudo systemctl enable httpd Created symlink from /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/httpd.service to /usr/lib/systemd/system/httpd.service. [vagrant@localhost ~]$
自動起動の設定になった確認します。
[vagrant@localhost ~]$ systemctl is-enabled httpd
enabled ←自動起動になっています
[vagrant@localhost ~]$
enabledとなっているので設定できています。
自動起動の解除は以下コマンドで実行します。
[vagrant@localhost ~]$ sudo systemctl disable httpd Removed symlink /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/httpd.service. [vagrant@localhost ~]$
自動起動が無効設定になった確認。
[vagrant@localhost ~]$ systemctl is-enabled httpd
disabled ←自動起動しない設定
[vagrant@localhost ~]$
disabledとなり解除になっています。
仮想マシンからログアウトします。
[vagrant@localhost ~]$ exit logout Connection to 127.0.0.1 closed. centos7 $
Vagrantfileを設定
ウェブサーバーにブラウザからアクセスできるようにVagrantfileを編集していきます。
centos7 $ sudo vi Vagrantfile
Password: ←ユーザーアカウントのパスワードを入力
Vagrantfileを編集してプライベートIPを有効にします。
# Create a private network, which allows host-only access to the machine # using a specific IP. # config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"
#を消去すればプライベートIPが有効になります。
# Create a private network, which allows host-only access to the machine
# using a specific IP.
config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10" ←コメントを外す
Vagrantfileを保存。
仮想マシンを再起動します。
$ vagrant reload
ブラウザからアクセスしてみる
192.168.33.10とアドレスバーに入れてアクセスします。
上記の画面が表示されれば、無事アクセスできてます。
最後に
CentOS7へのApache httpdインストールからウェブサーバーを構築して、ブラウザでデフォルトのWebページまで見れました。
使用するコマンドはサービスを起動したり停止したりと割と基本的なものが多いですね。
コマンドとLinuxの構造の理解にはLpicあずき本を
次回はPHPをインストールしていきます。
- VirtualBoxとVagrantでCentOS7の仮想環境を構築してログインするまで
- CentOS7にApache httpdをインストールしてウェブサーバーを構築 ←今ここ
- CentOS7にPHPをインストールしてinfoページの表示まで
- MariaDBとphpMyAdminインストール
コメント